内科について
内科は風邪や腹痛、体調不良など、体に気になる症状が起こった患者さまが最初に受診する診療科です。
内科には適切な初期診療(プライマリーケア)を提供するという大きな役割があります。初期診療では、さまざまな症状に対して病気の原因を的確に探り、必要であれば信頼できる専門医を紹介し、患者さまがスムーズに最善の治療を受けられるようにします。
思わぬ病気を見逃さないために、気になる症状があったら気軽に当院へ相談にいらしてください。
こんな症状のある方はご相談ください
発熱、全身倦怠感、頭痛、胸痛、腹痛、背部痛、リンパ節腫大、動悸、息切れ、めまい、口渇・多飲、立ちくらみ、むくみ、咳、呼吸苦、吐き気・嘔吐、胸焼、食欲不振、腹部膨満、便秘、下痢、手の震え、痺れ、こむら返り など
高血圧
高血圧とは、心臓が縮んで血管に圧力がかかる「収縮血圧」と心臓が拡張して圧力がゆるむ「拡張期血圧」が正常値よりも高い状態をいいます。
収縮血圧と、拡張血圧のどちらかだけ高いという状態でも高血圧と診断されます。患者様によって差はありますが、目安としては収縮期血圧が140~159、拡張期血圧が90~99以上になると高血圧とみなされます。
高血圧になると血管に負担がかかるため、動脈硬化を起こしやすくなったり、脳卒中や心疾患などの大きな病気につながる恐れもあります。
糖尿病
糖尿病は膵臓で作られるインスリンの量が不十分になり、血糖値が慢性的に上昇した状態が続く病気です。
小児や若年者に多い、膵臓からインスリンが分泌されなくなって急に発症する1型糖尿病(インスリンを体外から補給しないと命に関わるので糖尿病専門医の診療が必要)と遺伝的に糖尿病になり易い人が、食習慣の乱れや運動不足によりインスリンの出方や効き目が悪くなって発病する2型糖尿病があります。
糖尿病には高血糖により全身の血管が傷害され、目が見えなくなったり、腎臓が悪くなって人工透析を受けなければならなくなったり、脳梗塞や心筋梗塞になったり、脚の血行が障害されて壊死してしまったりするなど恐ろしい合併症があるので、酷くならないうちに治療する必要があります。
脂質代謝異常症
脂質代謝異常症は脂質代謝の異常により、血液中の脂質のバランスが崩れ、動脈硬化が生じて高血圧が起こったり、血管壁の肥厚により動脈の血流障害が起こる病気で高脂血症とも呼ばれています。
自覚症状がない為、気付かない方も沢山いらっしゃいますが、健康診断などの血液検査でコレステロール値や中性脂肪の値の異常で診断されます。狭心症や心筋梗塞などの冠動脈疾患の既往歴や糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、非心原性脳梗塞、抹消動脈疾患の有無、性別・年齢・血圧・総コレステロール値によって正常値(正式にはリスク区分別脂質管理目標値)が異なります。
脂質代謝異常症はそのまま放置しておくと、血管が詰まるなどの症状が起こり、命の危険に及ぶ可能性もある怖い病気です。
肥満
ただの肥満と侮っている方も沢山いらっしゃると思いますが、肥満は多くの病気をまねく要因でもあります。肥満は、関節の症状が出る、痛風を招く、睡眠時無呼吸症候群になる、ガンのリスクが高まるなどその症状は様々です。
日頃の生活習慣を見直して、健康的な体作りを行う努力をしましょう。